長谷部です。

ゴルフのプレーは大きく分けて、ティーショット、セカンドショット、アプローチショット、パッティングとあります。

スコアを縮めるためにはどれもが重要なショットとなります。
その中でも、ティーショット、アプローチショット、パッティングはスコアに大きく影響するショットになります。

さらに細かくいうと、ティーショットは重要ですが次のセカンドショットでリカバリーができることもあります。
セカンドショットのミスはアプローチでカバーできることがあり、アプローチのミスはパッティングでリカバリーできることがあります。

ではパッティングはどうでしょうか?

パッティングのミス=カップインできなかった
次のショットもパッティングになります。
パッティングはパッティングでリカバリーしなければなりません。

パットの技術が低ければリカバリーすることができません。
3パット、4パットしてしまうことはよくありますね。
ですのでパッティングはスコアに大きく影響するショットになるんです。

じゃあパッティング技術を上げれば入るようになるか?
というと、それはある程度までは入るようになります。
だからと言って絶対に3パットしないとか、狙ったパットがすべて入るということはありません。

トッププロは時にとんでもないロングパットを入れたり、2~3メートルのパットをほとんど入れたりします。 ですがゴルファートップの技術を持つツアープロでも3パットしますし、短いパットを外します。
ノーバーディの日もあります。それはグリーンの読み違いやメンタルによるところがとても大きく影響します。

では一般アマチュアゴルファーはどうでしょうか。
僕がレッスンで見てきた人たちの中でパッティングのわりと上手い人は1割程度、残りの9割の人はストロークが不安定で芯に当たらなかったり、方向がズレています。

ですのでパットが下手な人は、パッティング技術を向上するだけで結構入るようになります。
練習すればいいだけです。練習していれば入るようになってきます。

ではプロのようにポンポンとカップインできるようになるにはどうしたらいいのでしょうか?

それをこれからお伝えしますね。

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必要最低限の技術は身に着けよう


これからボールがドンドンカップに吸い込まれていくための方法をお伝えしていくわけですが、狙った方向へボールを転がすための最低限の技術は必要となります。
1メートルをまっすぐに転がす技術です。
これができないと始まりません。逆に言うとこれができていればカップインの可能性は確実に上がります。次のことを確認してください。

①アドレス


アドレスが正確なパッティングをするのにとても重要になります。
スクエアなスタンスとアドレスを習得しましょう。

まずは直線に対し平行に立ちましょう。両つま先の向きを直線に対し平行・直角に向け、膝、腰、肩、目線を直線に対し平行にしましょう。
そこから両肘の向きも直線に対し平行に意識してグリップを握ります。

もちろんこの時、フェースの向きを目標に向けることを十分に意識してください。直線に対して直角です。

このアドレスをいつも作るようにしてください。
アドレスを確実に作ってからストロークの練習をします。スタンスや腰、肩の向きがズレた状態で練習するとストロークやフェースの向きがズレるので1メートルでも外れることが多くなります。

②まっすぐにストローク


直線に対して平行に立つアドレスができたら、パターヘッドを直線に対してまっすぐに動かすようにしましょう。

とにかくまっすぐにストロークしてください。パターマットがあればボールが確実にまっすぐに転がるように練習しましょう。

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真っ直ぐに打つ練習はいつも行うようにしてください。
一度できたとしても、だんだんとアドレスのズレや目線のずれによってストロークもずれていきます。
正しくアドレスできているか、真っ直ぐストロークできているかをいつもチェックしてくことが安定してカップインを狙えるパッティングになります。

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③ちょうどよいスピードで練習する

パッティングは少し強めが入ると良く言われます。
ですが練習ではちょうどよい強さを心がけましょう。

カップの手前からコロンと入るような強さです。
そのためにボールの転がるスピードをイメージしてください。
ボールの転がるスピードのイメージがないとパターヘッドのストロークのスピードや振り幅の大きさがわからないのです。

練習で繰り返しボールを転がして、ちょうど良い強さとスピードを体と目で確認していきます。
自分で思っているよりもゆっくりストロークするのが良いです。
必ずボールが転がるスピードを確認してください。ゆっくり転がっていてカップまで届かないかなと思っても、芯でとらえたボールは良い転がりをしてカップに吸い込まれます。

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ゆっくり優しくストローク練習しているとパターの重さや、ヘッドの動きが体感できてきます。それに応じたグリップの強さやストロークのスピード、体のどの部分でパターを動かせば良いかが少しづつわかってきますので繰り返し練習することをおススメします。

パットがポンポンと入るためにすること


自分の狙っているところへある程度転がせるようになってきたら、
いよいよポンポンとカップインさせるための方法を行っていきます。
この方法とはグリーン上で何をするかということになります。
パッティングの手順といってもいいです。

手順に沿ってお伝えします。

手順①グリーンの傾斜を読む


ボールがグリーンに乗った瞬間からグリーンの傾斜を意識します。

できればグリーンを狙うときから意識出来れば、それだけパッティングの意識が高まります。たとえ正確なショットやアプローチができなくても意識することが大事です。

グリーンの傾斜を確実に読むことがパットをいつも入れることができる唯一の方法だといっていいでしょう。

そして多くのパター下手の人はグリーンの傾斜を読むことをおろそかにしています。傾斜の読み方についてお伝えします。

傾斜の読み方①

傾斜の読み方の基本は、グリーン面の高い方と低い方を見ることです。
ですのでまずはボールからカップまでの傾斜が上りか下りかを見るようにします。

受けグリーンかそうでないかを事前に確認しておくことも大事なポイントになります。受けグリーンとはグリーンの手前から奥に向かって上っているグリーンです。アイアンやアプローチでグリーンを狙うときから意識して確認するようにしておくとその後のグリーンの傾斜を理解しやすくなります。

傾斜の読み方②

次に読む傾斜はボールとカップを結んだライン上の左右の傾斜です。
カップの右が高ければ、打ったボールは左に転がっていきますし、左が高ければ右に転がっていきます。

ボールからカップに向かって傾斜を確認することが基本となりますが、
わかりづらいときは反対の位置から傾斜を確認することで明確になることもあります。

また自分のラインから少し離れたところにあるマウンドが影響している場合がありますので、
広い範囲で傾斜を確認するように意識しましょう。。

傾斜の読み方③

傾斜の読み方は、低い位置から傾斜を見る、グリーン全体の傾斜を見る、一番高い所と低い所を探す、カップの四方から見る、同伴プレーヤーの打ったボールの転がりを見る、カップ付近の傾斜を見るなど、
情報量を多くするほど傾斜が鮮明になっていきます。

プレーファーストが大事ですが、グリーンの傾斜を読む時間を作る工夫を常に心がけるとパットも入りやすくなります。

傾斜を明確にする方法としてコースガイドを利用する方法があります。
コースレイアウトやアドバイスなどが記載されていますが、中にはグリーンの傾斜が矢印で表示されている物もあります。最近ではモニターでのコースガイドが増えてきていますので傾斜情報も表示されていることがあります。
その他、コースによってはプロが使うようなヤーデージブックが置いてあることがあります。そこにはグリーンの傾斜が細かく表示されていますので、見かけたらぜひ利用することをおすすめします。
グリーンをなめちゃいそうですが・・・

 

手順②カップまでの距離を確認する


傾斜を確認出来たら次に距離の確認です。
距離の確認は歩測、目測です。

自分のパッティング時間が多くあるときは歩測して、ないときは目測で距離を確認します。このとき、時間がないからといって距離優先にしてグリーンの傾斜の読みを後回しにしないようにしてください。あくまでもグリーンの傾斜を先に意識してください。

距離を測る方法としての歩測ですが、常日頃から歩測する癖をつけておくことをおススメします。少し広めの歩幅で歩くようにし、街中や近所を歩くときに目標を決めて1,2,3、、、、と数えながら歩くと良いですね。アプローチの時ももちろん効果的です。そして目測ですが、歩測が基本になることが重要になります。あそこまで何歩で行けるかな?と数えながら歩くことで目測も鍛えられていきます。ちょっとした努力が大きな結果につながりますよ。

手順③ボールの転がるスピードをイメージする


傾斜と距離が確認出来たらラインがイメージできてきます。
ただし、そのラインは傾斜や距離の確認がアバウトなほど太いラインのイメージになり、
明確なほどくっきりとした細めのラインになります。

この明確なパッティングラインがイメージできることがとても重要になりますが、いつもいつも明確なラインがイメージできるわけではありません。

そこで大事なポイントとなるのがボールの転がるスピードです。
ボールの転がるスピードがイメージできると、パッティングラインがはっきりしてきます。

傾斜のあるラインでボールを打った時に、ボールの転がるスピードが
速ければラインはストレートに近くなり遅ければ曲がり幅が大きくなります。ちょうど良いスピードの転がりで打つことがカップインの確率が上がります。

ですのでちょうど良いスピードのボールの転がりをいつもイメージすることが大切です。

ボールの転がるスピードは、パターヘッドの振り幅とストロークの速さに影響します。大きく振ればスピードは増し、小さく振ればスピードは減ります。
日頃からスピードを意識して素振りやパット練習をすることをおススメします。

パットの振り幅やスピードをイメージするときに、インパクトの音に意識を向けてみるのも良い方法になります。インパクトの音が小さければボールのころがる距離も短く、大きければ転がる距離も長くなります。短い下りのパットでは音を出さないように意識することで、やさしくストロークできますし、ロングパットや上りのパットではしっかりした音を出す意識で打つと自然とストロークが大きく、スピードも速くなります。
同伴プレーヤーのパットの距離と音に注目しているととても参考になります。繰り返し意識していることによって体にしみ込んでいきますのでぜひ試してみてくださいね。

手順④素振りをする


パットのラインが明確にイメージできましたら、そのイメージ通りに素振りをします。
2~3回素振りしましょう。ラインを見ながら素振りしてください

ボールがカップに向かって転がるイメージを持ちながら素振りします。
ラインに打ち出すイメージ、ラインにのってボールが転がるイメージ、カップに吸い込まれていくイメージです。

素振りすることによってさらにイメージが膨らみ、距離とラインに合ったストロークの大きさやスピードを見つけることができるようになります。

素振りは必ず行うようにしましょう。これはすべてのショットに共通です。
慌てることはありません。むしろ素振りをすることによってショットの成功率は上がりますからプレーが遅くなることはありません。
慌ててミスするよりも落ち着いて素振りしてからナイスショットしましょう。

手順⑤ 決めたラインに平行にアドレスする


素振りが終わったらいよいよアドレスに入ります。

自分がイメージしたラインに正確にセットしなければなりません。
正しいアドレスを作ることがポンポンとカップインさせるために必要になります。

アドレスの入り方

  1. 右手でパターを持ち、フェースを打ち出し方向のラインに対し直角にセットします
  2. スタンスを打ち出し方向のラインに対し平行にして立ちます
  3. スタンスに合わせて肩、腰、ひざを打ち出し方向のラインに平行にセットします
  4. グリップを握り、微調整してアドレスを完成させます

微調整を必ず行うようにしましょう。足の位置、肩の向き、腰の位置、グリップの強さなど一度でピタッと決まることはありません。
正確なアドレスを意識して足踏みしながら、腰や肩をモジモジしながら、グリップをニギニギしながらピタッと決まる位置を見つけてください。

いつも同じ手順で入ることでいつも同じアドレスを作りやすくなります。
いわゆるルーティンです。アドレスに入るときはもちろん、グリーンに向かうときからすべてルーティン化することを意識しましょう。さらに言うと、ゴルフのプレーはいかにルーティン化できるかが良いプレーを続けるコツになります。ティショットからカップインまで一つの手順で進めることでゴルフをシンプルかつ正確にプレーできるようになります。
狙いはバッチリ?

手順⑥スピードを意識してストロークする


ここまでできたら後はテークバックを開始するだけになります。

ここで余計な考えが浮かんではいけません。
アドレスが完成したら即座に無意識にテークバックに入れるようにします。

ヘッドアップしないようにとか、まっすぐにヘッドを動かそうとか、
ましてやこの段階で距離の確認やラインの確認をしていてはカップインの確率は下がります。

自分のイメージしたラインの打ち出し方向に、素振りのイメージ通りに振ることだけを意識してください。アドレスしたらすぐにテークバックを開始することで可能になります。
失敗を恐れてはいけません。パターを振ることだけに集中します。
といってもこれは人によって違ってきますので、苦手な人はテークバックを開始するきっかけをつかむ練習をしましょう。

テークバックを開始する方法

フォワードプレスという動作が一般的です。
フォワードプレスは、アドレスに入ったあとテークバックを開始するときに
グリップを目標方向に少しだけ押すようにする動作です。それをきっかけにテークバックを開始します。ヘッドを後方に動かしやすくなります。

テークバックを開始する方法はこれだけが正解ではありません。自分なりの始動の方法を見つけることで自分のパッティングスタイルを作ることができます。

パッティングの時に頭を残すか残さないかというのは、誰でも一度は意識したことがあると思います。これはパッティングの最低減の技術になります。日頃からパットの練習ができていれば本番でとくに意識する必要はありません。要はちゃんとストロークできているか、できていないか、ボールを正しく転がせているかが問題となります。
練習で正しく打てていれば何も問題ありません。

 

まとめ


パットがポンポンと入るためにはまずはグリーンの傾斜が明確にイメージできているかどうかがカギになります。ラインがはっきりと見えることによってカップインの確率が上がります。

それさえできればあとはそのライン上にボールを最適なスピードで転がすだけになります。

難しいと思いますか?
もちろんカップインすることは難しいことですが、やるべきことは単純です。

①ラインを明確にする(グリーンの傾斜、スピード)
↓↓↓↓↓
②ラインに合わせて素振りをする
↓↓↓↓↓
③ラインに合わせて正しくアドレスを作る
↓↓↓↓↓
④素振り通りにストロークする

この手順をルーティン化してパッティングするだけです。
中でも①に重点を置くことでカップインの確率が何倍にも上がります。

僕もいままでなんどもポンポンと入る経験をしていますが、パットがポンポン入るときというのは

とにかくラインがくっきりと見えているときです。

パットが入らない時や入れたいと思っているときは、自分から一生懸命ラインを作っているような状態でそのラインは鮮明じゃなくてぼんやりとしたラインです。

しかしポンポンと入ってしまうような時は、
カップまでのラインが自然と浮かび上がってくるんです。はっきりと鮮明に

そのラインにボールを転がしてやればカップに吸い込まれてしまう。
これはグリーンの傾斜と転がるスピードがしっかりとイメージできているからにほかなりません。

本当に気持ちがいいんですよね。打った瞬間に入ることがわかる感じ

でもこれは長くは続きません。だんだんと入らなくなります。
普通になるといったほうが良いですね。いつもポンポン入ることはありませんから。
この普通の状態を続けることがポンポンと入るようになるきっかけを作ってくれます。

なので繰り返しますが、

①ラインを明確にする(グリーンの傾斜、スピード)
↓↓↓↓↓
②ラインに合わせて素振りをする
↓↓↓↓↓
③ラインに合わせて正しくアドレスを作る
↓↓↓↓↓
④素振り通りにストロークする

このパッティングのルーティンをしっかりと守ってプレーしてください。
必ず入る確率が上がり、

惜しい!!というパットが増えていきます。

何より「入る気がする」とか、「ラインが見える」という実感が出てきて
パッティングが楽しくなりますよ。

ぜひお試しくださいね~~!!