長谷部です。
ゴルフにおける上達の要素は
1.練習
2.経験
3.方法
です。
全てが同じだけ必要な要素となりますが、今回は方法についてお伝えします。
ここでいう方法はコースマネージメントです。
要するにゴルフ場の攻略方法です。
コースマネージメントは練習、経験から生まれてくることもたくさんありますが、
初めから意識することによって練習方法や、経験値も変わってきます。
なのでコースマネージメントはゴルフスコアを減らすうえでとても重要な要素になります。
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目次
100切りを達成できるコースマネージメント
コースマネージメントは多くの人ができない、難しいと思っています。 狙ってもそこに打てないから~と。 でもこれは間違っています。 初心者の方は当然上手く打てないのでアバウトにしか考えられないですが、 ある程度経験を積んできたらしっかりとコースマネージメントを意識してプレーしないといけません。 なぜか? コースをどのようにプレーするかをしっかりと考えることによって 自分のショットの傾向がしっかりと意識することができるし、自分の足りない部分がわかってきます。 たとえば、ドッグレッグのホールでは誰でもショートカットを狙いたくなります。 でもそこにはバンカーや林の罠があり、 自分が打てるショットと相談して決めないと大きなトラブルになります。 短いロングホールなどは多くの人が距離をできるだけ稼ごうとしますが、そこには実力にあったクラブ選択や距離の残し方があります。 そしてコースマネージメントは上手くいった時だけに使うものではなく、むしろミスが出たときにどうリカバリーするかということが大きくスコアに影響します。 コースマネージメントというとプロのようなショットでコースを責めるのが思い浮かぶと思いますが、 むしろ100を切る人にとってスコアメイクに必要なのがコースマネージメントなのです。 というわけで、これからコースマネージメントについてお伝えしていきますが、覚えることはたくさんありますが難しいことは一つもありませんのでご安心くださいね。コースマネージメントの基本
ゴルフのスコアに直結するコースマネージメントの基本をお伝えします。 コースマネージメントの基本はまずペナルティーを避けることです。 確実に一打損するエリアは 1.OB 2.池やクリーク 3.バンカー になります。 バンカーは上手くリカバリーすれば損することなくスコアをまとめられますが、多くの方は1打、それ以上にスコアを増やしてしまうエリアになります。 これは上級者でも同じです。OBや池に入ればその時点で1打付加されますし、バンカーもミスすれば1打損してしまいます。 なのでこれらのエリアは絶対に避けて通ることを強く意識しておきましょう。 ではスコアに直結するコースマネージメントの手順をお伝えしていきますね。1.ホールレイアウトを確認する
ティーショットを打つ前にホールのレイアウトをしっかりと確認します。 距離の確認、ストレートかドッグレッグか、谷越えか、打ち上げ打ち下ろしがあるか、フェアウェイの幅は広いか狭いかなどできるだけ多くのポイントをチェックします。 この確認はクラブ選択や目標を決めるのに絶対に欠かせないものです。 ティグラウンドからグリーンまでしっかりと確認しましょう。ポイント
ここで確認することはグリーンまでの道のりです。ティグラウンドからグリーンまでショットをつないでいく線を引きましょう。
とくにグリーンを狙うポジションはどこが良いのかをよく確認します。
2.OB、ハザードの位置を確認する
ホールレイアウトを確認したら次にOB、ハザードの位置を確認します。 ここで気をつけたいのは、見た目に影響されないようにすることです。 ティーグラウンドから打っていく方向を見た場合、 OBや池、バンカーが気になるか、気にならないか OBや池、バンカーが近く見えるか、遠く見えるか OBや池、バンカーが見えるか、見えないか などは自分が見た景色によって判断してしまいがちですが、見た目の判断では大きな間違いを犯してしまうことがあります。 思ったよりバンカーまで近かったとか 気にならなかったOBに打ち込んでしまったとか 行ってみたらこんなところに池があった、など こうなると後悔しかありません。ちゃんと確認しておけばよかったな~~と。 ですからOBや池、バンカーを確認するときは必ずコースガイドを見て確認するようにしましょう。 キャディーさんがいればしっかりと聞くようにしましょう。
ポイント
最近はほぼカートにコースガイドが設置されております。
中にはモニター付きの残り距離表示されるものも増えてきました。
コースマネージメントがしやすくなっているので活用しましょう。
3.風向きを確認する
まだ打つクラブは決めません。 風向きをしっかり確認しないと目標設定が大きく変わってくる場合があります。 向かい風、追い風、右からの風、左からの風 芝を飛ばしてしっかり風向きを確認しましょう。
ポイント
風の向きはティグラウンドだけで測れないことがあります。周りの木、目標付近の木、雲の流れ、など全体を見て確認することが必要になります。
4.自分の平均的なショットを意識してコースに当てはめてみる
ここでいう平均的なショットとはナイスショットしたときの平均飛距離ではありません。 一番出やすい球筋のことになります。 スライスかフックか真っ直ぐか 高い球か低い球か プッシュアウトか引っ掛けか いつも意識していればすぐにわかりますが、意識していないとたくさんの球筋がイメージされてわからなくなります。 そういう時はまずプッシュアウトか引っ掛けか、 インパクト直後に飛び出す方向はどちらが多いかをしっかり確認しましょう。 それによって目標を決めやすくなります。 インパクト後に飛び出す方向、球の曲がり、球の高さをイメージしてそのホールの打っていく方向に当てはめてみます。 いつもの球筋だとバンカーに入るなとか、引っ掛けが多いからこのホールだとOBに行くかもしれない、とかイメージの球筋が見えてきます。 そしてそのイメージの球筋を、ホールレイアウト、OBやハザード、風、などを考慮に入れて最終的にボールがどこに止まるか、どこに止めたいかを決めます。それがそのホールの目標地点になります。
ポイント
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スタート前の練習でその日の調子を見ておくことも大事です。当たりや方向、曲がり具合などよく確認してください。
ホールを進むごとにその日の出やすいショットを確認することも忘れないようにしましょう。
5.クラブ選択のポイント
ほとんどの人がティーショットにはドライバーを持ちます。 飛距離先行の考え方になっているからです。残り距離をなるべく短くしたいと思うからですね。 これは間違いではありません。ショートアイアンで狙ったほうがグリーンに乗る確率は上がります。 ですが、ミスしたときにどのくらい目標から離れてしまうのかをイメージしたら、一番離れるのはドライバーではないでしょうか。ミスしたら次にグリーンは狙えないかもしれません。 距離が残ってもフェアウェイの良いところにあれば、ウッドでもナイスショットがしやすくなります。 一度でいいのでドライバー以外のクラブでティーショットを打つことをイメージしてみましょう。 3W、5Wもしくはユーティリティでもいいです。 しっかりホールを確認して、目標を決めたらそこにできるだけ近いところにボールを運ぶのが正解になります。日頃の練習から確認することが大事ですが、多くの人は5Wやユーティリティのほうがショットのぶれは少ないと思います。 それをふまえてクラブ選択をするようにいつも心掛けることで、コースマネージメントは大きく変わっていきます。 絶対ドライバーで打たないといけないということはありません。
ポイント
練習やラウンドで3球に1~2回は出る球筋を確認しておきましょう。
ラウンドならスコアカードに毎ホールのティーショットの方向を記入しておきましょう。
練習の内容も明確になります。
6.セットアップを確実に行う
目標決定、クラブ選択が終わったら、ショットを成功させるためのセットアップに入ります。 セットアップとは目標に向かってボールを飛ばすためのアドレスを作ることです。 いつも同じ手順でセットアップすることが大切です。 目標線後方から目標を確認 ⇓⇓⇓ しっかり球筋をイメージする ⇓⇓⇓ 目標線上にスパットを見つける ⇓⇓⇓ フェースがスパットとボールを結んだ線上に対しスクエアになるようにして、ボールのすぐ後ろにヘッドをセットする ⇓⇓⇓ スタンス、グリップ、姿勢をしっかりと決める(必ずフェース⇒スタンスの順にアドレスを作っていってくださいね) ⇓⇓⇓ ワッグル、足踏みなどして微調整ができたらセットアップ終了 ⇓⇓⇓ リズムよくスイングスタートする 上記の項目をいつも同じ順序で行うこと(ルーティン)が重要になります。
ポイント
目標線上に必ずスパットを見つけましょう。
ボールの30センチから1メートルのところに目印を見つけます。
スパットにボールを打ち出すことをしっかり意識しましょう。
フェースをスパットにスクエアに合わせることを常に意識してください。
アドレスの間違いを格段に減らすことができます。
7.ショット後に答え合わせをする
ショットが終わった後は成功しても失敗しても必ず答え合わせをしてください。失敗したときは、 スイングが悪かったのか 目標設定が悪かったのか 何か確認事項を忘れていたのか などしっかり振り返ります。 成功したときは、 スイングがイメージ通りできて成功したのか ミスショットだけど結果的には目標に行ったのか(結果オーライ) ショットの内容からすればもっと違う方向を狙っても良かったんじゃないか ということを振り返って確認します。
ポイント
はっきり言って失敗の原因はたくさんあり、それに対する答えもたくさんあります。
ですが自分が設定した目標に対して、どのくらい誤差があったのかを確認することは必ず次のプレーに生きてきますので、できるだけ毎ショット答え合わせをするようにしてください。
8.次のショットに気持ちを切りかえる
答え合わせをしてショットを振り返ったら、すぐに次のショットに気持ちを切り替えましょう。 答え合わせはしますが、いつまでも引きずって考えることはよくありません。 ミスしても成功してもすぐに次のショットの準備に入らないといけません。 この切り替えが上手くいくほどミスの連鎖を断ち切ることができます。
ポイント
答え合わせをしても、すぐにできることとできないことがあります。
例えば
大きくスライスしてしまい右の林に入ってしまったという場合に、スライス自体を直すことはとても難しいんです。原因を考えても答えが出ないことが多いです。これは後まわしです。
ティーアップの位置やアドレスの向きなどを調整することにして、スライスが出ることを想定してセットアップすることにします。そしてすぐに次のショットに気持ちを向けましょう。
9.グリーンに乗るまでやることは同じ
ティーショットが終わったら、次のショットでも同じことを繰り返します。 フェアウェイからはもちろん、林の中、バンカーの中、斜面や深いラフなどでも基本的には同じことをします。 ライの確認 ⇓⇓⇓ 残り距離の確認 ⇓⇓⇓ ホールのレイアウトの確認 ⇓⇓⇓ OBやハザードの確認 ⇓⇓⇓ 風の確認 ⇓⇓⇓ 目標設定 ⇓⇓⇓ クラブ選択 ⇓⇓⇓ セットアップ 赤い部分がプラスして確認することになります。 2打目以降はまず第一にライの確認をしっかり行ってください。 フェアウェイでも芝が薄い、ディボット、傾斜、などミスの原因になる状況があります。 状況よってはクラブ選択や、ショットの内容、距離のコントロールなどが必要になります。 林やバンカーなどはとくにライをよく確認してください。そのあと周りの状況(レイアウト)をよく見てクラブ選択を行います。
ポイント
どのような状況であっても次のショットにつなぐということを忘れてはいけません。
例えば
バンカーのライが良いから長めのクラブで打ち、ショット自体は成功してもまたバンカーに入れてしまったり
林の中から上手く脱出しても、フェアウェイを通り越してまた林やバンカーに入れてしまったり
ということはよくあることです。
これでは次のショットにつないでいることにはなりませんよね。確実にグリーンを狙えるところ、確実に安全なところに運ぶことがスコアアップのためのコースマネージメントになります。