長谷部です。
ヘッドスピードは意識していますか?
ヘッドスピードと聞くと多くの人がドライバーの最大飛距離と結び付けてイメージしてると思います。
飛ばすための指標がヘッドスピードということですね。
これはもちろん間違いではなく、意識しなければいけないポイントではあります。
ただ、さらにヘッドスピードの意識を広げていくと上達が加速します。
ゴルフスイングでヘッドスピードは、飛距離とともに距離感を出すのにとても重要なものになります。
ゴルフ場でのプレーではフルスイングのショットばかりではなく、距離や弾道をコントロールするショットが多く求められます。
そんな時にヘッドスピードを意識できるとショットの成功率が上がりますので
これからヘッドスピードについてお伝えしますね。
飛距離のヘッドスピード
僕は基本的な部分でいうと
方向性は手や腕
飛距離は体
と考えています。
ですのでヘッドスピードを出すのは体が主役になります。
体がしっかりと動いてヘッドを走らせることが重要になります。
手や腕ではありません。
ここで間違った意識を持っていると、スムーズなスイングができません。
結果、ヘッドスピードが上がらなくなる場合もあります。
ヘッドスピードに関連して大事なのが、スイングのスピードです。
スイングのスピードとは体の回転のスピードといってもいいと思います。
スイングスピードはスイングそのもののスピードです。
体の回転スピードや腕の振りがスイングスピードを変化させます。
テークバックからフィニッシュまでの全体のスピードから、スイングの大きさやリズム、タイミングに影響し、最後はヘッドスピードに表れます。
体の回転スピードが上がればもちろんヘッドスピードも上がります。
ですがこの体を早く回転するのに、いきなりスピードが出るかといえば出ませんよね。
なんでもそうですが、止まっているもののスピードを最高速度にするためにはいきなりではないですよね?どんなに早いスーパーカーでも新幹線でも最高速度に到達するには一定の時間と距離がかかります。
新幹線がいきなり300キロ出したら脱線しますよね?
ゴルフスイングも同じです。
アドレス(止まっている状態)からインパクト(最高スピード)まで、いきなりスピードは出せません。
インパクトまで一定の時間と距離が必要になります。
それはバックスイングからトップを通過してダウンスイングに移り、インパクトで最高速度に達するという流れです。
ですのでヘッドスピードを上げようと思って、
アドレスからいきなりスピードを上げても脱線するだけです。
スイングが乱れてミートすることもできないし、インパクトで最高速度を出すこともできません。
正しいスイングはアドレスからテークバックに入るとき、0キロから10~20キロと徐々にスピードが上がります。
この時点では自分で加速する必要はなく、体の回転によって10~20~30~40キロと徐々に、自然に加速します。
ではどこから加速するかというと、切り返し後になります。
トップからダウンスイングを開始したら加速スタートです。
ダウンスイングで加速し始め、インパクトに向けて100キロまでスピードを上げましょう。
300キロじゃないですよ。100キロです。
これはその人の体力や体格によって最高速度は変わってきます。
100キロの人もいれば90キロの人もいるし、120キロの人もいます。
ここで必要なのは脱線しないバランスです。
インパクトでヘッドを振り抜けているか、フィニッシュが安定しているか、これが大事です。
フィニッシュが取れる範囲で最高速度を出します。
もうお分かりですよね?
ヘッドスピードや飛距離はその人の限界があるということです。
今ではクラブでも飛距離は伸ばせますが、もともとのヘッドスピードを出せるかどうかは体力、体格、バランスが重要なのでそこを伸ばすには体を鍛えることが必要です。
プロゴルファーが飛ばせるのは
素晴らしいスイングと体を鍛えているからです。
ですからプロ並みに飛ばしたい方はまず自分の体力と相談しましょうね(^^)
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コントロールするヘッドスピード
次にお伝えするのは距離のコントロールのためのヘッドスピードです。
これはスイングの大きさ=振り幅に大きく影響します。
振り幅を変えるとスイング及びヘッドスピードが変わるので距離を変えることができます。
ですが、すべてを振り幅で対応することはできません。
簡単な例でいうとパターでの距離コントロールです。
パターの距離感は振り幅でもコントロールしますが、その多くはヘッドスピードのコントロールになります。上りのパッティングは通常よりも加速してボールをヒットしますし、下りのパッティングは通常よりもヘッドスピードを落とします。
これはすべてのクラブにあてはめることができます。
アプローチの距離感や、トラブルショット、インテンショナルショットなどコントロールが必要なスイングの時に必要になります。
ではどのようにしてヘッドスピードをコントロールするかというと、
振り幅+スイングスピード
になります。
同じ振り幅でもスイングスピードが変わればヘッドスピードは変わります。
ヘッドスピードが違うとボールの飛ぶ距離も変わります。
なのでまずは振り幅ごとにスピードを一定させる必要があります。
ボールの飛ぶ距離が一定するのを確認しながらスイングスピードを調整しましょう。
アプローチの30ヤード、50ヤードなど距離を決めて練習するのがとても効果的です。
手首を固定して体の回転で打つことでスピードも一定しやすくなります。
手首を固定するアプローチはこちらもどうぞ
↓↓↓
振り幅とスイングスピードが一定してきたら、
スイングスピードを変えることによってショットのバリエーションを増やすことができます。
アプローチは一つの振り幅に対し、スイングスピードを上げることによって距離を増やしたり、球を高く上げることが可能になります。逆にスピードを下げることによって距離を抑えたり球の高さを低くしやすくなります。
トラブルショットでは、振り幅を大きくできない状況ではスイングスピードを上げて対応できます。
インテンショナルショットでは低い球が打ちたいときはスピードを抑え、高い球が打ちたいときはスイングスピードを速くします。フックやスライスを打つときもスピードをコントロールすることでイメージした球が打ちやすくなります。
まとめ
ヘッドスピードについてお伝えしましたが、すべてをいきなりできることはありません。
経験とともに必要なショットが増えていきますので、その時に対応できる基本をマスターしているか重要になります。
1.基本的なスイング動作
2.振り幅のコントロール
3.スピードのコントロール
という順に習得していくことが最短で上達していく道になります。
ただどうしても練習をしているとボールに当てる意識が強くなりますし、最大飛距離を意識してしまいますので、ヘッドスピードやスイングスピードをコントロールするという意識ができないかもしれません。
なので少しでもスイングスピードについて意識を持つようにしてみてください。
「ゆっくり振るとどうなるかな?」「少し早くスイングしてみようかな?」
ということを意識できると新たな発見ができたり、上手くできなかったことができるようになりますよ。
上達が加速しますよ!!